バルス! の呪文で有名なスタジオジブリの人気アニメーション映画「天空の城ラピュタ」。老若男女に愛されている作品で、いまもなお、ブルーレイやDVDが売れ続けており、テレビでも幾度となく放送されている。

・後日を描いたシーン
そんな「天空の城ラピュタ」に、幻のエンディングが存在するのをご存知だろうか? たった一度だけ、1989年に地上波で放送された、いつもとは違う「天空の城ラピュタ」。そのエンディングが、幻のエンディングと言われているのだ。なんと、通常のエンディングの後日を描いたシーンが放送されたというのである。

少女シータは、政府の特務機関に捕らえられ飛行船に乗せられていた。彼らの狙いはシータが亡き母から受け継いだ、謎の青い石だった。そこへその石を同じく狙う海賊ドーラ一家の襲撃があり、逃げようとしたシータは誤って飛行船から落ちる。シータは石が放つ不思議な光に包まれて気を失いながらゆっくりと落ちて行き、鉱山で働く少年パズーに助けられる。

パズーはシータが追われていることを知り、彼女を守って共に逃げる。ドーラ一家に追われた二人は谷の廃坑に落ちるが、石の力によって再び救われる。石に詳しい老人ポムによればそれは昔ラピュタで作られた飛行石だという。ラピュタは空に浮かぶという伝説の城だが、パズーの亡き父はラピュタを見ており、ラピュタへ行くのはパズーの夢だった。不思議なことにシータの家には”ラピュタ”という秘密の名前も受け継がれていた。

ポム老人と別れ、地上に戻った二人は特務機関に捕まり、軍の要塞へと連行される。そこでシータは特務機関を指揮するムスカ大佐から、昔ラピュタから落ちてきた壊れたロボット兵を見せられる。ラピュタは遠い昔に滅びたが、かつて高度な科学力で天空から世界を支配した強大な帝国であり、今も空のどこかに浮いているという。飛行石はラピュタの王族が、いつかラピュタに帰るために代々受け継ぐ物だった。ムスカはシータがラピュタ王の末裔だと明かす。ラピュタが平和にとって危険であるとムスカはラピュタ探索への協力を求め、パズーの命を交換条件にされたシータは、やむなくそれを受け入れる。その夜、シータは昔教わった”困った時のおまじない”を何げなく唱える。彼女は知らなかったが、それはラピュタの封印を解く言葉だった。その言葉によりロボット兵は目覚めて暴れ出し、石は空に光を放ってラピュタの位置を指し示す。

一方ムスカに解放されたパズーは、石を狙っている空賊のドーラ一家に捕まる。パズーはドーラが石を奪いに要塞へ行くことを知り、自分も連れて行くように求める。その方がシータが言うことを聞くと考えたドーラはそれを許し、ロボット兵によって混乱する要塞から協力してシータを救い出す。しかし、石はムスカの手に渡り、彼はロボット兵を破壊した軍と共にラピュタに出発する。パズーとシータもドーラの飛行船に乗せてもらい、ラピュタへと向かう。

だが、ドーラの飛行船は軍に発見され雲間に逃れるも再度遭遇し攻撃されてしまう。ドーラの命令で見張り台を切り離してグライダーとして使用していたパズーとシータは軍の攻撃により繋ぎ止めていたワイヤーが断ち切られ、飛行船とはぐれて嵐に飲み込まれてしまう。雷に打たれたパズーは目前に現れた青白い父の飛行船の幻影を見、それに導かれるようにラピュタに辿り着く。そこには軍に捕まったドーラ一家の姿があった。パズーはドーラを助けるが、シータはムスカに捕まってしまう。ムスカの本当の狙いとは、ラピュタの力を手に入れて世界を支配することだった。ムスカはシータに自分もラピュタ王の末裔だと明かし、飛行石で城の力を操って、軍の兵隊を皆殺しにする。

それを見たシータはムスカから飛行石を奪って逃げ、昔教わった滅びの言葉「バルス」をパズーと共に唱える。すると飛行石が強力な光を発して城は崩壊し、ムスカは瓦礫と共に海へ落ちる。パズーとシータはグライダーで城から離れ脱出していたドーラ一家と空で再会して喜び合う。二人はドーラ一家と別れ、灯がともり始めた港町へ、ゆっくりと降りていく[6]。ラピュタを浮遊させていた飛行石の巨大な結晶体は、ラピュタの庭園の大樹の根に囲まれて、城の上層部の内で大樹に支えられた部分とともに更に高い高度へと飛び去る。

 

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