顔をあげるとにやにやと笑う三人がいた

歳上の男と男と女だった

凄く不快な笑みだった

 

 

玩具を見つけた、みたいな

逃げ出したくて仕方ないのに体が動かない

蛇に睨まれたカエルみたいな?

 

「なあなにしとん?」

 

目をまた伏せて震えた

今からコロされるんだぐらいの勢いで恐かった

 

「大丈夫やって、なんも恐いことせんから」

 

悪役の台詞だと思った

けど今にして考えれば

悪役じゃなくてもいいそうな台詞だ

とにかく当時の俺には恐怖に拍車がかかった

また震えた

ごめんなさい、と呟いた

 

「つまんね」

 

開放されると思った

 

「お金ある?」

 

すぐにこれがカツアゲだとわかった

産まれて初めての経験だ

恐い恐い恐いって